目次
早く寝たい時にすぐに寝る方法
早く寝たい時にすぐに寝る方法として、以下が挙げられます。
- 深呼吸をする
- 4・7・8呼吸法を試す
- アリス式睡眠法を試す
- 米軍式睡眠法を試す
- 筋弛緩法を試す
- ツボを押す
- 手やおでこを冷やしてみる
深呼吸をする
早く寝たい時にすぐに寝る方法の1つとして、深呼吸をすることが挙げられます。
深呼吸を行うと、交感神経の働きが抑えられ、心と身体の緊張がほぐれることで、休息モードに入れることが多いです。
さらに、深呼吸には副交感神経を優位な状態にする効果も期待できます。眠気を誘発させると言われている副交感神経が優位になれば、スムーズに眠れる可能性が高くなると言えるでしょう。
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4・7・8呼吸法を試す
4・7・8呼吸法を試すと、速やかに入眠できる場合があります。
4・7・8呼吸法とは、内科医であるアンドルー・ワイル氏が提唱したと言われる呼吸法です。4・7・8呼吸法はゆっくりと時間をかけて呼吸に集中する手法とされており、精神と肉体の両方をリラックスさせるのに有効と考えられています。
この呼吸法は、交感神経が活発になるのを防ぎつつ、副交感神経の働きを高めて、寝つきを改善する効果も期待できると言われています。
4・7・8呼吸法の手順は、以下の通りです。
- 仰向けかつ横向きになり、息を全て吐き出す
- 4秒かけて鼻から空気を吸い込む
- 7秒間呼吸を止める
- 8秒かけて口から息を吐きだす
- 1~4の工程を4回繰り返す
アリス式睡眠法を試す
アリス式睡眠法も、早く寝たいときに有効な手段の1つとされている呼吸法です。このアリス式睡眠法を実施すると、眠気が誘発されてスムーズな入眠を実現できる可能性が高いと考えられています。
思考を止めて無意識の状態になった上で、脳内に自然に浮かんでくるイメージや映像に意識を向け、それらを静かに観察し続けることが特徴です。
例えば、アリス式睡眠法の手順として、以下のような内容が挙げられます。
- ベッドの上であぐらをかいて、身体の動きを止める
- 目を瞑ってゆっくりと呼吸を続ける
- 脳内に浮かぶイメージを見続ける
- 眠気が強くなってきたらあぐらを解いて横になる
- 1~4の工程を眠れるまで繰り返す
米軍式睡眠法を試す
米軍式睡眠法を試すことで、スムーズに入眠できる可能性が高まります。
米軍式睡眠法とは、その名の通り米軍が開発したとされている睡眠法の一種です。これは、騒音が伴う危険な環境下という強いストレスがかかる状況でも、素早く入眠するために用いられていたと言われています。
例えば、筋肉がこわばった状態では、身体が緊張してしまい、眠りにつきにくくなる傾向があります。その際に米軍式睡眠法を実践すれば、身体を部位ごとに意識して順番に緊張を緩和させた後、心を落ち着ける効果が期待できるでしょう。
このように、心身の緊張を緩和するとリラクゼーションが促進され、入眠しやすくなると考えられています。
米軍式睡眠法の手順は、以下の通りです。
- ベッドに横たわり、目を閉じて顔の力を抜く
- 肩と腕の力を、片方ずつ緩める
- 息を吐きながら胴体の力を緩める
- 左右の脚の力を、片方ずつ緩める
- 全身の力を抜いた状態を意識しつつ、深呼吸して精神を落ち着かせる
ちなみに、身体の特定の部位の力を抜きづらい場合は、力を抜く前に息を吸い込むことが有効な対処法として期待されています。
筋弛緩法を試す
筋弛緩法も、早く寝たい時に役立つ可能性があるでしょう。
筋弛緩法は、アメリカの精神科医であるエドモンド・ジェイコブソン氏が1930年代に発案したと言われています。なお、正式名称は漸進性筋弛緩法とされています。
この筋弛緩法は、身体の各部位にある筋肉群を意図的に緊張させた後、力を抜いて筋肉を緩めることが特徴の1つです。筋弛緩法を実施して心身がリラックスした状態になれば、副交感神経が優位になりやすく、自然な眠りにつながる効果も期待できるでしょう。
具体的には、特定の部位の筋肉を意図的に約10秒間緊張させ、その後15~20秒程度かけてゆっくりと力を抜くことで、効果が得られやすいとされています。
筋弛緩法で身体の各部位に力を入れる際のポイントとして、以下の点が挙げられます。
- 顔:唇をすぼめて奥歯を噛み合わせ顔全体を内側に縮めるようにする
- 首:左右それぞれに首をひねる
- 肩:両肩を上げて首を縮めるようにする
- 背中:拳を握って肩に引き寄せながら、左右の上腕を外側へ開き、肩甲骨を背中の中心に引き寄せるようにする
- 腕:拳を握って肩に引き寄せる
- 手:両腕を伸ばした後、拳を握る
- 腹部:腹部に手を添えた状態でお腹を凹ませ、手を弾き返すように膨らませる
- 脚(上部):脚を伸ばして、つま先を上に向ける
- 脚(下部):つま先まで脚を伸ばす
ツボを押す
特定のツボを押すと、眠気が誘発されてすぐに眠りにつきやすくなると言われています。
全身のあらゆる部位に対応したツボが点在していると言われており、それらを適切に刺激することで、各ツボに応じた調整作用が発揮されると考えられているためです。
ツボの中には、快眠を促したり、不眠を和らげたりできると言われるものもあり、それらのツボを刺激することで、早く眠りたいときに役立つことがあります。
例えば、スムーズな入眠を促すとされているツボとして、以下のような物が挙げられます。
- 労宮:手のひらの中央付近にあるツボで、薬指を軽く曲げたときに指先が当たるあたりに位置しており、全身の緊張を和らげる効果が期待できる
- 安眠:耳の裏にある骨のでっぱりから約3cm下にあり、自律神経を落ち着ける効果が期待できる
- 失眠:足の裏にあるかかとの中心部分にあり、不眠症状を和らげる効果が期待できる
- 百会:頭頂の中心部分にあり、不眠や頭痛などの症状、ストレスなどを和らげる効果が期待できる
手やおでこを冷やしてみる
手やおでこなどの部位を冷やすと、入眠しやすくなる場合が多いです。
人間は、体内の温度である深部体温が下がると、眠気が誘発されると考えられています。
深部体温を下げる方法として挙げられるのが、手やおでこを冷やすことなどです。手には、AVA血管という体温調整に関与する血管が通っています。そのため、手を冷やすことでAVA血管を介して深部体温が下がり、入眠しやすくなる可能性が高まるでしょう。
また、頭部は脂肪や筋肉が少なく、外気の影響を受けやすい部位とされています。そのため、おでこを冷やすことで脳の温度が下がり、深部体温の低下につながって入眠しやすい状態が整うと考えられています。
早く寝るために日常的にできる方法
ここでは、早く寝るために日常的に取り入れやすい方法を紹介していきます。
- 就寝の数時間前に入浴をする
- 就寝前に温かい飲み物を飲む
- アロマを使用する
- ストレスを解消する
- 睡眠環境を整える
- 毎朝同じ時間に起きる
- 適度な運動を習慣化する
- 寝る前に日記を書く
- リラックスできる服を着る
- 栄養バランスを意識した食事をとる
就寝の数時間前に入浴をする
就寝の数時間前に入浴をすることは、早く寝るために役立つ可能性があるでしょう。
身体を温めて一時的に深部体温を上げると、本来の体温に下がるまでの過程で眠気が誘発されると考えられています。そのため、就寝の数時間前に入浴を済ませることで、体温が徐々に低下し、ちょうど就寝のタイミングで自然と眠たくなる場合が多いです。
入浴に関する具体的な目安は、お湯の温度が38〜40℃、タイミングは就寝の1〜2時間前が良いとされています。
就寝前に温かい飲み物を飲む
早く寝るのに役立つ手段の1つとして挙げられるのが、就寝前に温かい飲み物を飲むことです。
温かい飲み物を摂取すると、身体が内側から温まり、一時的に深部体温が上昇する傾向があります。その後、温まった身体が冷えていく過程で体温が低下し、眠気が誘発されて早く眠りにつきやすくなると考えられています。
さらに、人間の身体は体温が上がると副交感神経の働きが高まりやすい傾向があります。副交感神経が優位な状態では心身がリラックスしやすく、自然と睡眠へ移行しやすくなるでしょう。
アロマを使用する
アロマの使用は、スムーズな入眠を実現するための方法の1つです。アロマの穏やかな香りを嗅ぐことは、リラックス効果や気分の安定に寄与する可能性があります。
また、人間の脳と嗅覚は密接に結びついているとされています。そのため、匂いを嗅ぐ行為は気分転換にも役立つでしょう。
さらに、心地良い香りを取り入れることで副交感神経が刺激され、脳がリラックスした状態へと移行しやすくなります。副交感神経が優位な状態になり心身が落ち着けば、自然と眠りにつきやすくなると考えられています。
ストレスを解消する
ストレスの解消は、スムーズな入眠の実現に役立つでしょう。ストレスが少ない状態では、入眠の際に副交感神経の働きが高まりやすい傾向にあります。
そして、副交感神経の働きが高まると、心と身体が休息モードに入り、リラックスして眠りやすくなると考えられています。
しかし、ストレスを抱えていると自律神経が乱れやすく、交感神経の働きが強くなることが少なくありません。
また、交感神経が優位な状態では、血圧や心拍数が上昇する傾向にあり、身体が興奮状態に陥りやすくなります。
このような状態になると眠気が起こりにくくなり、スムーズに入眠することが難しくなりがちです。そのため、早く眠りたい場合はストレスを軽減し、副交感神経が働きやすい状態を整えることが大切と言えるでしょう。
睡眠環境を整える
睡眠環境を整えることも、早く寝るための方法の1つとして挙げられます。入眠のしやすさは睡眠環境によって左右される傾向があるため、適切な状況に整えることが重要になります。
例えば、室内の湿度や温度が低すぎたり高すぎたりすると、睡眠に悪影響を与える可能性が高いです。また、部屋が明るい状態だと、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑えられやすいと考えられています。
メラトニンの分泌が抑えられると、体内時計がずれたり、脳が覚醒したままになったりして、スムーズに入眠しにくくなる傾向があります。こうした理由から、スムーズな入眠の実現には、睡眠に適した環境を整えることが重要だと言えるでしょう。
なお、人間が快適に感じる室内の温度は、夏は26~29℃、冬は16~20℃程度が目安とされています。
具体的には、エアコンやストーブなどの機器を用いることで、快適とされる温度に調整しやすくなります。
また、ブラインドや遮光カーテンなどを用いると、外部からの光によって意図せず部屋が明るくなるのを防ぎやすいです。
毎朝同じ時間に起きる
毎朝同じ時間に起きるようにすると、早く眠りに付きやすくなると考えられています。起きる時間を一定にすることを習慣づけると、体内時計の乱れを防ぎやすいためです。
なお、体内時計のリズムが安定すると、自然と眠気が生じる時間帯もおおよそ一定になるとされています。そのため、決まった時間に眠りにつきやすくなると言われています。
適度な運動を習慣化する
適度な運動を習慣化すると、寝つきの悪さが緩和されるでしょう。夕方から夜の時間帯にかけて身体を動かすと、スムーズに入眠しやすい傾向にあります。
これは、運動によって上がった深部体温が、下がる過程で眠気が誘発されると考えられているためです。
しかし、運動の習慣がなかった人が突然運動を始めると、身体的な疲労や自律神経の乱れが生じるおそれがあります。その結果、かえって睡眠が阻害される可能性もあるため、注意が必要と言えるでしょう。
具体的には、心拍数が上がって息が切れるような激しい運動は、就寝前には避けた方が良いとされています。これは、交感神経が優位になることで、眠気が覚めてしまうことが多いためです。
寝る前に日記を書く
寝る前に日記を書く行為は、早く寝るために役立つ場合があります。一般的に就寝前に日記を書くと、思考を整理しやすいです。
これにより、頭の中で考えごとが巡り続けるのを抑え、脳が過度に活性化するのを防ぎやすくなります。その結果、心が落ち着いた状態になり、寝つきがよくなる可能性が高くなると言えるでしょう。
リラックスできる服を着る
リラックスできる服を着ることも、早く寝るための方法の1つです。自分が快適だと感じられる服を着ていると、心身ともに落ち着いた状態になりやすいです。
こうした落ち着いた状態では、脳が睡眠に入るモードに切り替わりやすいと考えられています。例えば、着心地の良い麻やシルクなどの天然繊維を使用したものや、ゆとりのあるサイズ感のパジャマを選ぶようにすると良いでしょう。
栄養バランスを意識した食事をとる
早く寝るためのポイントとして、栄養バランスを意識した食事をとることが挙げられます。栄養バランスが偏っていると、身体に必要な栄養が満足に行き渡らなくなり、自律神経の働きが不安定になることがあります。
そして、自律神経の働きが不安定になると、交感神経と副交感神経の調節がうまくいかず、入眠がスムーズにできなくなる場合が多いです。そのため、バランスの取れた食事を心掛け、自律神経の働きを正常に保つことが大切だと言えます。
また、栄養バランスを意識した食事に加えて、スムーズな入眠を助けるとされるグリシンやトリプトファンなどの栄養素を含む食材を摂取すると良いでしょう。
グリシンは、大豆製品などに含まれており、体温を下げて眠りに入りやすくする効果が期待されている栄養素と言われています。そして、トリプトファンは、乳製品などに含まれており、睡眠ホルモンであるメラトニンの合成に関わる栄養素と考えられています。
早く寝たくても寝れない原因
早く寝たくても寝れない原因として、以下のような原因が挙げられます。
- 睡眠環境
- 生活習慣の乱れ
- 睡眠直前の食事
- ストレスの蓄積
- アルコールの過剰摂取
- 心身の病気
睡眠環境
睡眠環境の状況が悪いことは、早く寝たくても寝つけない原因になりかねません。心地よく眠るためには、寝ている場所が快適に感じる室温や湿度であることが重要と考えられています。
例えば、以下のような要素が寝たくても寝れない原因となり得ます。
- 部屋の温度が暑すぎる、寒すぎる
- 外部から騒音が聞こえてくる
- 寝室が明るかったり、外から光が差し込んでくる
- 寝具や寝間着などとの相性が悪い
生活習慣の乱れ
生活習慣が乱れていると、早く寝たくても寝れなくなる可能性が高くなります。
人間は約24時間を1周とする体内時計によって、睡眠と覚醒の間隔を整えていると考えられています。そのため、体内時計のリズムが崩れた状態では、入眠までに時間がかかることが多いです。
例えば、昼夜の活動時間が大きく入れ替わるような生活を続けていると、早く寝ようとしても寝つきにくくなる傾向があります。これは、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌タイミングがずれることが影響しているとされているためです。
また、メラトニンは、日光を浴びてからおおよそ14〜16時間後に眠気を引き起こす働きがあると考えられています。そのため、朝に日光を取り入れることをルーティン化することによって徐々に生活習慣を安定させられる可能性が高いと言えるでしょう。
睡眠直前の食事
睡眠直前に食事をしてしまうと、スムーズに入眠できなくなる場合が多いです。満腹になると眠気が誘発されることがあるものの、それは一時的な現象とされています。
むしろ、食事を消化するために胃腸の動きが活発になり、身体や脳が活動的な状態を保つ傾向があります。その結果、深い眠りに移行しにくくなったり、睡眠が持続しにくくなったりすることが少なくありません。
ストレスの蓄積
ストレスの蓄積も、速やかな入眠を妨げる原因の1つとして挙げられます。
ストレスが蓄積された状態では、交感神経が刺激されやすく、脳が活動モードを保つ傾向があります。その結果、たとえ身体が寝る体勢になっていても、なかなか眠りにつけないことも少なくありません。
さらに、ストレスの蓄積は睡眠ホルモンであるメラトニンや、その原料となるセロトニンの分泌を妨げると考えられています。これらのホルモンが適切に分泌されないことで、スムーズに入眠しにくくなる可能性があります。
アルコールの過剰摂取
アルコールを摂取しすぎると、入眠しづらくなるでしょう。
アルコールは、少量であれば寝つきが改善される場合もありますが、眠りが浅くなり中途覚醒を起こしてしまうケースが多いです。その上、過剰に摂取し続けると、眠気を促す働きに対して耐性がついてしまうことがあるため注意が必要でしょう。
心身の病気
心身の病気が関係して、入眠が妨げられているケースも少なくありません。入眠が難しい状況が慢性的に続いている場合、何らかの病気が関係している可能性も考えられるでしょう。
例えば、不眠の原因を一時的なストレスだと感じていても、実際にはうつ病や精神生理性不眠症などが背景にある場合もあります。
その上、身体のどこかに不快感や痛みがある状態や、咳や鼻づまりなどの呼吸器系の不調が慢性的に続いていることで、入眠しにくくなっているケースも考えられます。睡眠が改善されず、悩みが続く場合には医療機関の受診を検討すると良いでしょう。
寝つきを良くするポイント
寝つきを良くするポイントは、以下の通りです。
- 寝ることを意識しない
- 何も考えないようにする
- リラックスする
寝ることを意識しない
睡眠について意識しないようにすることは、眠りやすくなるのに効果的な手段と言われています。
寝ることについて考えたり、眠れないことに意識が向いたりすると、かえって脳が活性化してしまうことが多いです。その結果、脳が覚醒して眠気が起こりにくくなり、スムーズな入眠が難しくなる傾向にあります。
また、眠れないことについて深刻に捉えすぎず、リラックスすることで脳を休ませることが、入眠を助ける一因となる場合もあります。
何も考えないようにする
何も考えないようにすることも、寝つきを良くする手段の1つです。考え事をしたり記憶を思い出したりすると、脳が活性化してしまい、眠りに入りにくくなることがあるためです。
悩み事や将来への不安など、ネガティブな思考に陥ってしまうと、さらに入眠が妨げられる可能性があります。
例えば、自身の呼吸に意識を向けることも思考を無にすることに役立つ場合があります。
リラックスする
リラックスすることは、スムーズな入眠の実現に効果的と言われている方法です。心身がリラックスできている状態は、副交感神経の働きが活発になっていると考えられています。
副交感神経の働きが活発になると、心と身体が休息モードに切り替わり、眠気が生じやすくなって寝つきが良くなる傾向があります。
さらに、リラックスすることは、否定的な感情や後ろ向きな思考の発生を抑える効果も期待できるでしょう。
例えば、リラックスに繋がる可能性のある取り組みや工夫として、以下の方法が挙げられます。
- リラックス効果の期待できるアロマを焚く
- 自分に合った寝具を使う
- 寝る前にストレッチやヨガをする
- 部屋の室温や明るさを適切な状態に保つ
- 好きなことをしてストレスを解消する
- 温かい飲み物を飲む
寝れない時にやってはいけないNG行動
寝れない時にやってはいけないNG行動として、以下のような行動が挙げられます。
- 体を温める
- 体を冷やしすぎる
- 寝れないことに焦る
- アルコールを摂取する
- 電子機器を使用する
- 朝遅くまで寝ている
体を温める
体を温めることは、寝れない時にやってはいけないNG行動の1つと言われています。人間は、深部体温が高い状態から低い状態へと変化する過程で、眠気が誘発される場合が多いです。
逆に、体を温めて深部体温を上昇させてしまうと、眠気が薄れて眠りにくくなる傾向があります。そのため、お風呂に浸かることなどの体を温めるような行動は、寝る直前は避けた方が良いでしょう。
体を冷やしすぎる
体を冷やしすぎることも、寝れない時にやってはいけないNG行動の1つとして挙げられます。一般的に人間は体温が下がる過程で眠気を感じやすいです。
しかし、体が急激に冷えると、これ以上体温を下げる必要がないと脳が判断してしまうことがあります。さらに、冷えた体を温め直そうとする作用が働き、体温低下による眠気の誘発が起こりにくくなる可能性があります。
そのため、暑さによる寝苦しさを和らげるためにキンキンに冷えた飲み物などを選ぶことは避けた方が良いでしょう。
寝れないことに焦る
寝れない時でも、寝れないことに焦らないほうが良いと言われています。寝れない状況に対して焦ったり不安になったりすると、脳の活動が高ぶった状態になってしまうことが多いです。
その状態が続くと交感神経の働きが強まり、心身が興奮・緊張状態に移行する可能性が高いです。その結果、余計に眠気が覚めて眠れなくなってしまい、さらに焦るという負のループに陥りやすくなるでしょう。
アルコールを摂取する
アルコールを摂取するのも、寝れない時にやってはいけない行動の1つと考えられています。就寝前に飲酒をすると、アルコールの一時的な眠気を誘う作用によって、寝つきが良く感じられる場合が多いです。
しかし、飲酒してから就寝すると、睡眠の質が下がったり、睡眠の途中で目が覚めやすくなったりする傾向があると言われています。
これは、体内でアルコールを処理する過程で生成される「アセトアルデヒド」が、深く安定した睡眠を妨げる働きを持つとされているためです。
電子機器を使用する
寝れない時にやってはいけないNG行動の1つとして、電子機器を使用することが挙げられます。スマートフォンやパソコン、テレビなどの電子機器を使うと、ディスプレイから放たれる光の影響で意識が活性化する場合が多いです。
これは、強い光を視覚的に取り込むことによって、脳が現在は日中だと誤って認識することがあるためです。さらに、日中だと勘違いした脳は、メラトニンの分泌を抑え、身体の活動モードを維持しようとする傾向があります。
朝遅くまで寝ている
寝れない時には、朝遅くまで寝るのは避けたほうが良いとされています。起床時間が一定でないと、体内時計が適切に調整されないことが多く、睡眠のリズムが崩れてしまいがちです。
一方で、日によって入眠時間が異なるとしても、起床時間が規則的であれば、次第に眠くなる時間も安定してくると言われています。
寝れないまま朝になった場合の対処法
寝れないまま朝になった場合の主な対処法は、以下の通りです。
- 日光に当たる
- 目が覚めるツボを刺激する
- 眠気が飛ぶ香りを嗅ぐ
- 朝に食事をする
- 昼間に運動をする
- 日中に仮眠する
- 負荷を減らして過ごす
寝れないまま朝を迎えた場合でも、日中をなるべく無理なく過ごすための対処法はいくつか考えられます。
例えば、日光を浴びて体内時計を整えたり、目の覚めるツボを押したりして、身体の生理機能に働きかけるようなアプローチを取ることが挙げられます。
他にも、アロマを使ったりすることも、眠気を飛ばす方法として有効でしょう。
また、長時間仮眠をしてしまうと、体内時計がずれやすくなったり、夜に寝つきが悪くなったりして睡眠に悪影響が出る傾向にあります。タイミングとしては、昼の12~15時、時間は15~30分程度の仮眠が、心身の回復に効果的と言えるでしょう。
朝食を摂って日中に活動するためのエネルギーを蓄えることも大切と考えられています。また、昼間に軽い運動をしたり、適度な時間の仮眠を取ったりすると、気分を切り替える効果も期待できます。
寝る方法に関連するよくある質問
一瞬で寝る簡単な方法はありますか?
一瞬で眠りたい時には、以下のような簡単な方法を試してみると良いでしょう。
- 深呼吸をする
- 米軍式睡眠法を試す
- ストレッチで体を伸ばす
- 安眠のツボを刺激する
- 自然音などのBGMを聞く
- 額を冷やす
身体や脳の内部温度を下げる行為も、入眠を助ける働きが期待されています。例えば、額に冷感素材などを貼ってみることも、手軽に試せる方法の1つと言えます。
不眠にはどのような種類がありますか?
不眠には4つの種類があると言われています。不眠の種類とその代表的な症状は、以下の通りです。
- 熟眠障害:深い眠りに入れず、長時間寝ても十分に眠った実感が得られにくい
- 入眠障害:布団に横になっても頭が冴えてしまい、スムーズに寝ることが難しい
- 中途覚醒:入眠しても短時間で目が覚めてしまい、その後なかなか眠りが続かない
- 早期覚醒:予定よりも2時間以上早く目が覚めてしまい、再び眠ることが難しい
眠りが浅い人にはどのような特徴がありますか?
眠りが浅い人は、寝つきに時間がかかったり、長時間続けて眠るのが難しかったりする傾向があります。寝つきに時間がかかってしまうと、睡眠の質が低下しがちです。
また、夜中に起きて睡眠時間が短くなっている場合も、眠りが浅い人によく見られる特徴と言われています。
【監修者プロフィール】

江東こころのクリニック院長
谷本 幸多朗医師
九州大学医学部卒業後、帯広第一病院にて救急医療や外科及び内科の研修を経験する。
2013年より久喜すずのき病院にて精神科急性期医療を後期研修し精神保健指定医となる。
2018年より江東区にて一般メンタルクリニックに加えて認知症デイケアを併設した物忘れ外来も行う精神科クリニックである江東こころのクリニックを開業し、現在に至る。
▼主な経験
・精神保健指定医の経験あり
・製薬会社主催の各講演会や地域の医療職対象の勉強会において講演や座長の経験多数あり